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アタマ・カラダ・ココロ。アップデート

2019.08.09

こんにちは、萩ドットライフ()です。

「昔と同じことができねえな」と思うことが多いのですよ。理由は簡単で「加齢」です。60歳で職業人を終えるのならば放置しても構わないのでしょうが、僕は老後も働くつもりなので、ここらでいったん、アップデート期間を設けなければならないのです。

アタマとカラダの変化を感じるとき

ずっとランニングをする習慣があります。

もともとアスリート出身で、大学は体育学部に進学したのですが、当時は長距離走が大嫌いでした。
バレーボール部だったのですが、走り込みが好きなチームと、ほぼ長距離走やらないチーム。カラーがくっきりと分かれる競技だと思います。
僕の場合は、中・高・大と、走り込み少な目なチームに所属していたと思います。ラッキーでした。
大学のときは強いチームにいたので、実業団チームとの合宿などもあるのですよ。
先方が「走る」チームだと、それにお付き合いすることになります。それはそれは地獄でした。

自分から「走るの大好き!」って思い始めたのは、競技生活を終えて、フツーの社会人になってからでした。
最初は肥満対策でしたね。

運動する習慣がなくなったら、急速に肩・胸は痩せ、腹・腰に脂肪が溜まるようになったのですよ。写真の中の自分を見て「誰だ、これ?」と。

それから50台半ばになる今まで、定期的にランニングを続けてきました。

ときには「深夜ラン」だったり、ときには数ヶ月のお休みをしたり、ときには1日2回ランだったり、取り組み方はいろいろと変えてきていますが、とにかく「習慣です」と言って差し支えない程度には走っていると思います。

今、東京と山口県萩市の二拠点生活をしています。
当然、どちらもランニングコースを設定しています。

早朝走っていることもあり、萩のランニングコースは商店街を抜けていくコースを設定しているのですよ。

そこで、何年ぶりかに自分のランニングフォームを見ることになるのです。
東京では木場公園という、大きな公園がランニングコースなので、周囲に鏡やガラスがないのですよ。
(参考:木場公園ランニング

商店街の中は、ショーウィンドウだらけですからね。自然と自分のフォームを見ながら走ることになります。

正直「誰、これ?」という印象でした。

猫背で、腰は落ち、ヒザは上がっていない。かつて他人事だと思っていた「無様なフォームで走るオッサン」がそこにいたのです。

もう昔のアタマで、昔の動きができなくなっていたのですね。
「アタマとカラダが変わっちゃったんだな」と再認識しましたよね。

どうにかしてアップデートしたいのです

おそらく一時が万事なのだろうと思います。
日頃まったく気にしていませんが、歩き方もそうだろうし、当然、後ろ姿もオッサンのそれに違いないのですよ。

仕事中に調べ物をしていて、ブラウザの新しいタブをひとつ開く。
そこで「あれ? 何ググろうとしてたんだっけ…、まあいいや」と、そこで手を止める。

鳴き声のする方に目をやっても、セミの姿を見つけることができない。
ボールを拾って投げ返してやろうとしても、イメージ通りに投げられない。

気がつけば2週間くらい、近所のスーパーとコンビニ、そしてランニングにしか出かけていない。

もう、昔と同じことをしていないのです。

原因が加齢であることはわかりきっているので、悩んでも仕方ないのですが、どうにかしてアップデートしたいのですよ。

そうすると、結局このブログのテーマである「セミリタイア」の話に繋がるのです。
結局、全部繋がっているのですよ。

働き方も、日々の生活の仕方も、そしてランニングの仕方も、すべて「イメージから変える」期間を設けようとしているのです。

僕は、デザイナーという目を使う仕事をしているせいか、老眼になる(気づく)のが早かったのですよ。
30代の終わりくらいから「なんかちょっと、フォーカスのスピードが遅いな」みたいなことを感じ始めていました。

おそらく、その頃からアタマとカラダが衰え始めてたのですよね。

やり方なんてわからないから、とにかく試してみる

「60歳で定年、あとは余生」なのであれば、衰えたままの自分で職業人生命を終え、残りの人生をのんびりと暮らすための最適化をすればいいのでしょうが、これからの時代「まだまだ先がある」のですよ。

僕は「人生100年時代」を真に受けていますから、75歳くらいまで、あと20年程度は職業人で居続けるつもりなのですよ。

途中何度か「生活イメージの作り直し」「調整と修正」「職業の再定義」が必要になりますよね。
正直、どんな方法を取ればいいのか、さっぱりわかりません。

僕は試しに、

  • セミリタイアして
  • 生活の場を田舎に移して
  • 長期休暇を取ってみたり
  • これまでのデザイナーという仕事をやめて
  • 片っ端から好きなことに手を出してみる

みたいなことをしようとしているのです。
そうすると「なんか変わるんじゃないかな」と、真剣に思っているのです。

自分が内面から変わるのって難しそうだから、身の置き方を変えてみようと思っているのです。そうすれば「勝手にココロも変わってくれるだろう」と。

物理的な見の置き場所(=生活環境)に関しては、田舎暮らしをすることを決め、少しずつ実現に向かいつつあります。
(参考:「田舎暮らし」カテゴリーの記事一覧

また「社会的な身の置き場所(=人間関係)もアップデートしなきゃな」と思っています。

仕事が縁で付き合いが始まった人々と疎遠になるのは少し寂しくもありますが、以前「言葉を残しながら、群れから離れることにしよう」という記事で触れたように、みんな順繰りで味わう感覚だと思うのですよね。

むしろ、そういう行動を取りながら感じたことを、こうしてブログ記事にし続けることが後々だれかの役に立つような気がしているのです。

逆に、あまり近寄りたくない人間関係もあるのですよ。
以前「50代になったら同窓会が増えた」という記事を投稿していますが、タイトル通り、周りに同窓会を好む人々が目につくようになり始めているのです。
多くの同級生たちはサラリーマンです。定年後に所属するコミュニティを模索しているのでしょうね。

僕はそういう集まりを、それほど毛嫌いしているわけではないのですが「懐かしさをコンテンツとしたイベントは数年に1度くらいで十分かな?」と感じています。

「あの人がどうした」「昔こんなことがあった」みたいなことを延々と語り続ける時間が苦痛なのです。
お互いの「今」を共有し合った上で、それぞれの「未来」をネタに時間を過ごすことができるメンバーであれば、喜んで参加したいと思っています。

なんとなくではありますが「カラダ」「アタマ」「ココロ」を三点セットでアップデートしたいんだよ、とそんな気持ちでいるのです。
上手くいくかどうかは、今はわかりません。ずっとこのブログに記録し続けるつもりです。
何年か後に答え合わせしてみましょ。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。