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無職はつらいね。まだ1ヶ月目だけど

2019.10.25

こんにちは、萩ドットライフ()です。

無職になってひと月。少しだけ「無職はつらいな」という気持ちが芽生えてきています。いろんなストレスから解放されて概ね快適なのですが、新たに「暇」というストレスと向き合っているのです。休み下手なんですよね、早く無職に馴染みたいと思います。

早く無職に馴染まなきゃ

僕は2019年9月25日をもって、無職になりました。
今日で、ひと月が経過したのですよ。

振り返ってみると、子供時代の夏休みなんて40日くらいありましたから、まだまだ「たったひと月しか経っていない」状況ではあるのですが、少々つらさを感じ始めています。

「無職って素晴らしいな、メールも来ないし、ストレスないし」と「ダメだ、やることないと変な事考えて、どんどん不安になっちまう」が交互にやってきてる感じですね。

当然、無職の快適さを感じるときもあるのですが「心地いい」よりも「つらい」の方が印象強いのですよ。

僕はもともと、暇があると何かやることを見つけないと不安になる性格なのですよ。
20年以上もフリーのデザイナーをやっていたので「暇=干された」と感じるクセが付いているのだろうと思います。
(参考:フリーランスの僕が暇な時にやったこと

ただ「無職はつらい。だから仕事に復帰しようかな?」などと考えているわけではありません。

もともとが、長いフリーのデザイナー生活にバテて、ちゃんと休みを取るために選択したことですから、「早く無職に慣れなきゃ」と思っているところなのです。

20数年前、フリーになったときは「仕事も休みもスケジュール次第。しっかり働いてしっかり休もう」などと思っていたものですが、実際に何本もの案件が動じ動き続けると、結局はクライアントの営業日に合わせるしかないんですよね。

「毎年、数週間の休暇を。10年に1度はひと月の長期休暇を」なんて妄想をしていましたが、結局この間、ひと月の休みを取ったのは40代後半にパニック障害を発症してうつ状態になったときくらい。
そのときも、一定の定期作業は続けていましたし。

とにかく僕は休み下手だったですね。
そのせいで、無職に馴染むのに少々戸惑っているのです。

変な自意識が芽生えてるのです

フリーのデザイナー時代も40代半ばくらいからはもう、名刺に肩書きを入れていなかったのですが、とうとう本当に肩書きが無くなってしまいました。

以前投稿した『「無職」って言っちゃうとウソになる。でも言いたいのです』でも触れたように、僕は会社を所有・経営しているので代表取締役ではあるのですが、仕事がなけりゃ有名無実なのですよ。

無職になってから、新しい出会いはまだありません。
もともと、いわゆるネットワーキングを目的としたパーティや交流会、懇親会に参加するのがそれほど好きな質(たち)ではないので、いつしか誰も誘わなくなりました。

単にオッサンだから誘われなくなっただけかもしれません。

だから初めて会う人に「名刺持っていません。無職なのです」と告げた経験がまだないのです。

なんか、ちょっと変な自意識が芽生えてるのですよ。
早く他人に「無職です」と伝えて、その人の反応を見てみたい気がしています。

ずっとフリーランスでしたから、無職と紙一重ではあったのです。

だからこそまったく仕事のないときでも絶対に「無職」という言葉は口にしたくなかったのですよ。
フリーになった当初も、無職だったのですが、「会社設立準備中」とか「いろいろ仕込んでる最中なんですよ」みたいなことを言ってました。

人生ではじめて、ちょっとてらい気味に「オレ無職」と言ってみたい衝動にかられています。
そうすることで「自分で望んでなったんだぞ」ということを自覚したいのかもしれませんし、ずっと考えている「セミリタイア、仕事観、老後観」を他人と語ってみたい、その入口にしたいのかもしれません。

健康への関心がさらに高くなりました

やけに健康に対する関心が高まっているように感じます。
これまで、ずっと望んでいた「暇(=時間)」を得たことで、「もひとつ大切なもの」として、健康のことを考え始めたのかもしれません。

健康じゃなければ、いくら時間を得ても意味がありませんからね。

上述の通り、ストレスから解放されている感覚はありつつも、「暇でつらい」という新たなストレスとも直面しています。
健康面で切り取れば、「自分の代わりがいない。倒れたらエラいこと」というストレスからは解放されるものの、「その属人的な価値を失ってしまった」という新たなストレスと向き合ってるというフェーズですね。

本来は、ツメツメで働いていたときにこそ、関心を持たなければならなかったことなのですが、現実には現役を退いて無職になることによって、改めて気づくものなんですね。

健康に関しては、過去にもテーマにしていますので、ご参考に。

フリーランスの価値って、いかに「代わりがいない」状態を作るかなんですよね。
「これは、この人に頼むのが一番」って思ってもらえることが、報酬も上がるし、継続して案件がやってくるのですよ。
「健康と属人的な価値をトレードオフしても構わない」と思いつつも「倒れたら一巻の終わり」なのです。

これ、結構なストレスでした。

無職になって新しく登場した「属人的な価値を失ってしまった、サミシイ」というストレスのほうが与し易い感じがします。

無職に馴染むための暇つぶしを

こうして、自分のアタマの中を整理しながら「無職もつらいな。早く慣れなきゃ」に向き合っている最中なのですが、もともとはじっくり休んで、仕事を「生産的な趣味」として再構築することで、職業人の寿命を伸ばそうと思ってるのですよ。

こうして無職になって自由な時間がある間に、いろいろと活動しようとは思っています。
結局は、暇を潰してしまうんですけどね。その方が、早く無職に馴染めるとおもうのですよ。

こうして毎朝書いているブログも、その一環なのですが、継続できるハードルの低いものを選んで、ストレスのない暇つぶしをしていこうと思っています。

第二種電気工事士試験対策に、ちゃんと取り組んでみることにしました。
以前投稿した「長期休暇が明けたときのことを想って」でも触れているのですが、近い将来、田舎に古い家を購入してセルフリノベーションをしながら暮らしたいという願望があるのですよ。
(参考:古民家再生をDIYでやりたい[思いついてることを記録する]

そのための準備なのです。

2019年度下期の試験はすでに終わっているので、2020年度上期(たぶん6月くらいかな?)にチャレンジしてみようと思っています。
この試験、東京都で受けることになるのか? 山口県で受けることになるのか?

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。