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[フリーランスの老後]ふたつのフェーズに分けて準備する

2019.05.26

こんにちは、萩ドットライフ()です。

ずっと「老後」のことについて考え続けています。僕は、定年も退職金もないフリーランスですから「フリーランスの老後」という少し条件の付いたカタチで「老後」を考えます。今回は「老後って長過ぎる。せめてふたつに分けて考えよう」というお話です。

「老後」って、とてつもなく長いのです

定期的に[フリーランスの老後]というタイトルを付けた記事を書いています。
僕は現在50代半ば、フリーランスのWebデザイナーです。フリーランス歴は20年を超えています。

フリーランスって、他の人たちがどういう老後を送ってるのかを知らないのですよ。
基本、あまり群れませんからね。
もしかすると、僕がそう思ってるだけなのかも知れません。どこかにフリーランスの人たちが集まるコミュニティがあって、僕がそこに属していないだけなのかもしれません。

なのでこの「フリーランスの老後」というテーマで記事を書き残し続けたいのですよ。
どのくらいのフリーランスがソフトランディングできているものなのでしょうか?
とても興味はあるものの、知るすべがないので、まず僕がこうして書き残してみることにします。

ひと口に「老後」と言っても、まだまだ長いのですよ。自分が死ぬまでのことですからね。
僕は「人生100年時代」を真に受けています。「死ぬまでに、まだ40〜50年ある」と思っているのです。
50代半ばにして、目が悪くなって1日中PCと向かい合って作業をし続けるのはキツいし、更年期障害の症状なのか「なんかイライラする。やってられるか」と感じることが多くなってきていて、働くことがイヤになってきています。
その一方で、新しい技術の習得には関心があるし、これまでにやり残してきたことをやってみたいという気持ちはあるし、毎日10kmを60分でランニングし続ける程度の体力は残っているのです。

「もういい加減休ませてくれ」と「まだまだ新しいことをはじめたい」が混在している時期なのですよ。
この状態が40年先まで続くとは思いませんが、なんとなく「老後」を前期と後期に分け、これから20年間の「老後前期」のテーマは「楽しいセミリタイア生活」にしようかと思っています。

動ける「前期」と終末の「後期」

このブログの各所で書いていますが、僕はすでにセミリタイア生活を始めているのですよ。
元より、フリーランスには定年という概念がありませんから、サラリーマンの方々よりも早くユルみ始めることも可能ですし、セミリタイアを始めるために「退社」というイベントを減る必要もないのです。

[フリーランスの老後]人生の幕間を設ける」で書いたように、一度ギャップイヤーを作って心身を休めた後に、リスタートするつもりです。
同時に、田舎(山口県萩市)に移住するつもりなのです。

ユルめの労働を楽しみながら、セミリタイア生活をする期間を「老後前期」と捉えています。
その後、気力も体力も衰え、死に向かう終末期が「後期」です。

「後期」に関しては、現時点では想像がつきません。
僕はいつ頃、労働意欲が減衰するのか? 何歳くらいでボケるのか? そのときの資金状況は? 社会環境はどうなっているのか? おそらく20年以上先のことです。
「今考えても仕方ないな」というのが正直なところなのです。

ただ「資金計画」と「居住地の選択肢」については、ずっと準備し続けようと考えています。

資金計画については、言うまでもなく、途中で資金ショートを起こさないように収入を得続けることを考えるし、生活のコストダウンに取り組むということですね。

もうひとつの、居住地の選択に関して、僕は老後後期にもう一度東京に戻ることも考えているのです。
おそらく運転免許を返納した上で日常生活を送るには、都市部に居住することが便利に決まっています。そのときの選択肢として、東京のマンションは所有し続けようと思っているのです。

まずは「前期」に集中

ともあれ流動的に考えざるを得ない「後期」のことは、置いといて、まずは「前期」、おおむね75歳から80歳くらいまでの「老後」に集中したいと考えています。

この期間を、僕が生まれた街である山口県萩市で過ごそうと決めているのは、おそらくその間に両親と死別することになるはずだからなのです。
僕は、大学進学で東京に移って、そのまま東京で暮らしてきました。
最後の数年くらいは、目の届く場所に居たいと考えているのです。

40年近くも生まれた街を離れていた僕にとって、再び萩市で暮らすことは「新しい生活」なのです。
今、東京と萩市を行ったり来たりの二拠点生活をすることで、慣らし運転中なのですが、なんとなく「自分の街」感を取り戻しつつあるような気はしています。
田舎なので、僕と同年代の人たちが街のメインプレーヤーなのも影響しているのかも知れません。

とりあえず、これから20年、もしくは四半世紀を「老後前期(=セミリタイア期)」として、山口県萩市に移住。
その環境から息を吹き込まれるがままに、新しい働き方を模索していこうと思っています。

働き方については「老後は仕事を「生産的な趣味」に移行しよう」にて書いていますので、関心のある方はご参考に。

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