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セミリタイアについて、この1年間で考えたこと

2019.05.04

こんにちは、萩ドットライフ()です。

もともと「セミリタイアブログ」を開設するつもりだったのですが、準備期間も長くなりそうだし、キャッチフレーズに入れたのみにしました。セミリタイアについて、この1年間で考えたことを過去記事を参照しながらまとめてみたいと思います。

先日投稿した「ブログテーマ再考」でも書いたように、今の僕にとって「セミリタイア」が重要なテーマなのですよ。

現在50代半ばにして「老後」について感じ始め、まず思いついたのが「セミリタイア」だったのです。
自分の人生を、以降「セミリタイア」と捉えることによって、考え方を変えようと思ったのです。
有り体に言えば「テキトーにユル目の仕事をして暮らしたい。でも、お金はちょっと欲しいし、事故承認欲求も満たしたい」という、舐めた状態になろうとしているのです。

「そろそろセミリタイア生活に入ったな」と認識してから、まだ間もないのですが、ここに至るまでに考えたこと、やったことをまとめておこうと思います。

セミリタイアの準備

このブログを開設する準備をしながら、記事を書く練習もしていたのですが、そのころに、

という記事を書いています。

ちょうどセミリタイアに向かって行動を起こし始めたときです。
僕にとってのセミリタイアとは、まずは「環境を変えること」だとイメージしていたのですよ。
このブログのキャッチフレーズに「山口県萩市でセミリタイア生活」としているように、当初から「東京を離れる=地方に移住する=生まれた街、萩市に帰る」と考えていました。

そのためにしたことは「完全リモートワークの実施」と、「新規案件の受注停止の宣言」です。

どちらとも「はい、今日からお願いしますね」というワケにもいかず、徐々に変わっていきつつ、数ヶ月経った後になんとなく希望していた形に納まりました。

僕はフリーランスのWebデザイナーなので「今日が退社日、明日からセミリタイア生活に突入」というわけには行かないのですよ。
その代わり、もともと通勤も就業時間もありませんから、仕事を減らすだけで「セミリタイア」っぽい状態は作れるのです。
干されても「セミリタイア」です。

完全リモートワーク

僕はフリーランスですから、もともとリモートワーカーなのですよ。
前述の通り「東京を離れること。任意のタイミングで東京を離れる自由を得ること」とセミリタイアの要件と考えていましたので、定例会、顔合わせ、打ち合わせ等々の名前で呼ばれている、あらゆる対面ミーティングに出席しなくて済むようにしました。

やったことは単純で、クライアントと僕の間にディレクターを立てて、僕は基本ディレクターとメールやチャットのやりとりで進行するようにしただけなのですけどね。
それまで、僕はそういう体制になっていなかったのですよ。
いろんな打ち合わせに足を運んでいたのです。
「自分がクライアントと直に話した方が話が速い」って思っていましたからね。

そういう、対面ミーティングに顔お出さなくて済む状態のことを「完全リモートワーク」と名付けただけなのです。
そうなるともう、東京にいる理由はなくなりますからね。

新規案件の受注停止の宣言

すでにお請けしている案件を「セミリタイアしますから今月までで」というワケにはいかないと思っています。
もちろん、終わりの決まっていない案件ならば、よきタイミングで後任に委ねることも必要ですが、僕のメインクライアントはマンションデベロッパーなのです。
受注している案件のほとんどは、新築マンションのプロモーションサイトなのです。完売すればサイトクローズしますので、終わりが決まっているのですよ。

なので「運用中の案件は最後までお付き合いしますが、新規案件はもう受注しません」ということにして、だんだんと無職に向かっていくことにしています。

セミリタイア中の収入源と資産運用

現時点ですでに、かなり仕事量は減っていますし、東京と山口県萩市を行ったり来たりする「二拠点生活」を開始していますので「セミリタイア生活に入ってるな」という感触はあります。
週の労働日数は3日間程度なので、かなりユルむことができています。

しかし「微々たる」と言えども、まだ仕事をしているので収入があるのですよ。
この先、すべての運用案件がクローズしたことをもって、1年以上の長期休暇を取るつもりなのです。
そこからが「セミリタイア」の本番なのですよ。

ずっと考えていることは「収入源を新しく作ること」と「資産運用」のことです。

すでに、何度もあらゆる角度から計算した結果「新しい収入源を獲得できなくても、資産運用だけで、最低限の生活はどうにかなる」という結論に至っているのですが、ずっと不安はつきまとうものなのです。

セミリタイアをはじめるタイミング

「ちょっと、モタモタし過ぎたかな」と感じています。
もっと早く「老後」についてイメージし始めることができて、40歳そこそこのマンションを購入したときに同時に金融資産を持つことに興味を持ちはじめたらな、と思っています。

40代後半か50代になりたての頃だと、もっと楽しかったかな? とも思いますが、自分の中では「まあ、仕方ないか。今のタイミングで良かったことにしよう」という折り合いの付け方をしています。

時間は戻せませんし、もっと遅くなったらサラリーマンの定年と同じになっちゃいますからね。
このブログ内でも下記のような記事を書いています。

そのほかにも、このブログを開設して以降、「セミリタイア」というタグを付けた記事を全360記事中96記事書いています。
これからもずっと、考え続けることになるのだろうと思っています。

これから向かう「老後」をできるだけ長い期間「今、セミリタイア中なんすよ」と言いながら過ごしたいと思っているのです。
今は「この人、あまり仕事ないんだ」と思われるのでしょうが、20年後に「この人、まだ仕事あるんだ」と思われる状態を作っていきたいのです。

今はまだ始めたばかりなので、こんな程度のことを考えている最中ですが、時間の経過に伴い「この○年で考えたこと」の深みは増していくはずなのです。そう信じています。

生まれた街「萩」の小さなひとつに還ろう。